印刷アレコレ その4

印刷アレコレ その4

梅雨が明けましたね!あのジメジメがなくなると思うと気分が清々しいです。

カラカラとした夏のほうが断然好きなのでやっと本格的な夏が来たなーという
うれしさと肌に感じる紫外線の痛さの両方が波のように押し寄せてきます。

 

話を戻して「印刷アレコレ その4」!ということで・・・

 

今回はついに・・・といえばあれですが
「印刷」といえば「紙」と同様に最も大事な存在になっている
「機械」について話していこうと思います。

 

以前ブログでも書かせていただきましたが、今回は印刷機械の種類を紹介していこうと思います。

 

そもそも印刷機ってどこから生まれたの?

 

昨日のブログでARIMAさんが印刷の歴史を一足先に話してしまったので補足の形で書いていこうと思います。先にやられてしまった・・・

所説はありますが、一般的なのは東洋で生まれたという可能性が高いです。

ドイツ出身のヨハネス・グーテンベルクという方が最初に印刷機を開発したとされています。
この方とっても発想が天才で、印刷技術をぶどう絞り機からヒントを得たと言われています。
いったいどうしてそんなことを考えられるんだ・・・?

日本には16世紀末に東洋・西洋それぞれから印刷技術が伝わりました。

本格的に使われ始めたのは幕末から明治。

西洋化と近代化の大波に乗っていた時代に有名な通訳者や実業家によって
印刷技術が広まっていきました。

こうしてみると意外にも印刷ってまだ歴史が浅いのかも・・・?しれないですね。

印刷方式

主に3つあり

活版印刷・グラビア印刷・オフセット印刷というものがあります。

活版印刷は3つの中の先祖みたいなもので、印刷という技術を最初に体現した機械です。
木・金属に字形を彫り、
それにインクをつけて何度も印刷できるようにした印刷機械です。

活字は、簡単に言うと「文字が彫られたハンコ」と思っていただいて良いです。

昔の方たちが多く使っていた技法で文字印刷の主流になっていきました。

活字はその独特な風合いと掠れた文字が特徴であり、好んで使う人たちは自分の表現方法に
取り入れて使うほど根強いファンがいらっしゃいます。

 

グラビア印刷は凹版印刷(印刷に使う版面がへこんでおりその中にインキを詰めて紙に転写する印刷方法。)の一種で、微細な濃淡を表現できる印刷方法です。

最大の特徴は写真などを細かくきれいに再現性を高めることができます。

例えば、お菓子の袋やテーマパークの買い物袋などにグラビア印刷が使われています。

 

そして、オフセット印刷。

これこそ現代の印刷技法で最も主流の印刷方式です。

こちらは平版印刷の一種であり、商業印刷や美術印刷の多くはこの印刷方式です。もちろん駒田印刷の機械もこのオフセット印刷機で印刷をしています。

図のようなもので、刷版についたインキを、ブランケットと呼ばれる樹脂やゴム製の転写ローラーにいったん移し、そのブランケットを通して印刷用紙に転写されるといった、版と用紙が直接触れない印刷方式から、「オフセット」という名がつきました。

版胴に版をつけそこにインキと水がまかれついていきます。版とブランケットが接触し、ブランケットに転写されたインキが用紙につき印刷されています。

私が担当している8色機は前回のブログで少し紹介させていただきました。両面印刷が可能な表裏4色CMYKの高性能であり駒田では最も新しい機械です。

8色機もオフセット印刷の仲間でこういった方法で世にあるポスターや広告紙、雑誌の紙面になっています。グラビア印刷のようにはいかないものの版が直接紙に触れないことから胴の磨耗が少なく非常に鮮明な印刷が可能です。さらに、大量部数も短時間でスピーディに仕上がります。

 

こういった印刷機械の利点はまだまだたくさんあります。今回は印刷機械の種類とそれぞれの特徴を紹介させていただきました。

 

興味が湧いた方は詳しく調べてみてはいかがでしょうか。

 

それでは今回はこれで。

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