TAKASU、「色」を語る。

TAKASU、「色」を語る。

こんにちは、TAKASUです。

昨日はARIMAさんの新入社員画力対決ということで、久しぶりに楽しく「海」のイラストを描かせていただきました。

 

最近、ゲームのジャンルを広げようと情報収集に必死です。同じジャンルを長々やっているわけにもいかず知識の幅を広げていきたいと思い立ち、ネットや雑誌でアレコレ見つけては自分に合うようなゲームを探しています。

ゲームを探していると目に行くのは決まって「色彩」ばかりです。

私が現在ハマっているイカのゲームも色鮮やかな世界観で作っています。

 

「色鮮やかな複数の色を印刷物に起こすのは実際どうやってなるのか・・・?」

 

そこで今回は、印刷で最も重要で大事な「色」について書いていこうと思います。

 

ただ、ブログの内容では伝わらないことが多いかもしれないのでもっと聞きたいと思ったら駒田の会社見学にお越しいただいて現場で働いている社員の方の話を直接聞いて頂くのが最適です。

 

       CMYK・RGB

 

 

まずは基本から。この単語は一度は聞いたことがあるはずです(聞いたことない方にはこれは最低覚えておくといいですよ)

色で分かりやすく分けていますが、CはシアンMはマゼンタYはイエローKはキー・プレート(※他の印刷の合わせになる版。通常、文字や図の輪郭を表す黒で印刷されます。ブラックのKじゃないですよ!)の英語の頭文字から取っています。またRはレッドGはグリーンBはブルーの頭文字から取っています。

この二つは「色の三原色」の基本ともいえる存在です。

RGBは「光の三原色」と呼ばれ、混ぜれば混ぜるほど明るくなる「加法混色」です。Web上やテレビのディスプレイなどで表現される色ですね。

CMYKは混ぜれば混ぜるほど暗くなる「減法混色」で、「プロセスカラー」とも呼ばれます。

 

このCMYKこそ、カラー印刷で使われる四色です。

皆さんが手にしている印刷物はほとんどのものがCMYKで刷られています。チラシや雑誌、ポスターだったり・・・四色を使って多くの色を生み出しています。会社見学で一度工場に来て最初に見た機械、8色機は両面印刷のCMYKで刷っています。それぞれ入っているインキボトルをセットしてそこから機械にのり、紙に色がでてきます。あの鮮やかな色からいろんな幅の色ができているって考えてみるとすごいことですよね。

 

じゃあ、CMYKなら何でもできるってこと? とお考えでしょう・・・

 

それは違うんです・・・悲しいことにCMYKにも表現できない色があるんです。

 

例えば金色や銀色・蛍光色はCMYKにとって難しい表現なのです。難しい・・・いや、無理難題ですね。友人に突然「ホタルイカみたいな光を出してよ」って言ってるみたいなものです。構造的に無理ですよね。無茶すぎる。

 

そのために、特色(DICカラー)というものをを使用します。

特色はCMYK(プロセスカラー)では表現できない色を調合して作った色になります。

 

ここは工場の奥にある特色を調合する部屋です。

 

ここで、複数ある色の中からちょうどいい量に調節して特色を作っています。

 

後ろの棚には調合するための色が複数あります

 

この特色は8色機では主に使わず、後ろにある4色機と2色機によく使われます。クライアントさんからの要望で色を指定され印刷時にはその色をのせて印刷をしていきます。

 

 

色のことをズラズラと書いていきましたが、どうだったでしょうか。知っている方には復習程度のものになったでしょうし、知らなかった方にも是非このブログを見て駒田の色彩をもう一度見て頂きたい所存であります。

今回のブログで初めて例えてきなものを入れ込んでみたのですが十二分喜んでもらえたのか笑っていただけたのか心配です・・・

それではまた次回。

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