フィーダーとデリバリー

フィーダーとデリバリー

こんにちは。TAKASUです。

5月なのにクーラーをつけてしまいました。この異常気象、どうにかしてほしいものです・・・。

 

前回は印刷の業務について紹介させていただきました。

今回は印刷をする「人」、役割を紹介させていただきます。

現場に入ってはや一か月・・・。段々仕事の流れや印刷用語について深く知識が広がってきたなと感じます。これから紹介することは新人としてどう感じどう学んでいったのかを書いていくのでご了承ください。

 

私が担当をしている8色機は、駒田の工場の中でも一番胴が大きいんです。

一度会社見学に来てくださった方ならわかると思いますが、ちょっと歩くの疲れますよね・・・。

機械が大きい分、一人で業務をこなすのはとても難しいことなんです。

なので8色機の場合は、2手に分かれて作業を分担します。

作業を分担する時、それぞれに役割があってこなす業務も少し違います。

 

まず最初は、フィーダーと呼ばれる業務です。

フィーダー」は一般的に、印刷機の「給紙」(紙を送り込む機械部分)のことを表します。

駒田では主にフィーダーをする人は、紙のセット・「スイ」(紙を吸い上げる吸盤)の調整・紙を送り出す「コロ」の設定など、とにかく初期設定を徹底して紙をスムーズに印刷出来るようにするため作業をします。

印刷する前に、用紙ごとに吸いやすい・送りやすい部品に入れ替えています。

 

私も最初は紙のセットだけでしたが、今では初期設定全般を任せられるようになりました。完璧というものでは到底ないのですが、「次の紙は弱いから送り出す風を弱くしよう」「吸いつきにくいから高さを変えてみよう」と自分の力で考えられるようになりました。もちろん、新しいことを覚えていくのには先輩方の丁寧なご指導の下、真剣にやっています。

 

 

次に、デリバリーと呼ばれる業務です。

デリバリー」は一般的に、印刷機で刷り上がった用紙を積み上げる排紙の部分のことを表します。

駒田では主にデリバリーをする人は、印刷された用紙に異常がないかを確認します。

 

異常というのは

  • 極端に濃いところ・薄いところを探す。
  • 表と裏のトンボがあっているのか
  • 用紙に印刷時の汚れや傷がついていないか

など、まだまだ見る部分は多くありますが、印刷された用紙が完璧に出て来ているのかを確認するための作業をします。

 

 

濃度計」という色の濃度を測る機械を使って、印刷された用紙を計ります。駒田で目安にしている濃度がありそれに達しているのかどうかも確認しなければなりません。

こちら側の仕事はとても技術がいるもので経験を積み重ねていないと出来ないものだと私は感じました。小さな汚れに気づいてすぐ対応したり微妙な色の濃さが気になったりと、私の目では全くわからない所に気を付けている。そのことにとても驚きました。細かいところを見ていかなければならない・・・印刷をするということはとても大変なのです。

 

 

印刷オペレーターの仕事はただ紙を通して印刷を刷るだけじゃなく、消費者の手に渡って見て頂いている・・・そのことを意識しながら仕事をしていかなければなりません。

 

新しいことを学ぶたびに一つ成長して印刷マイスターへの道は開いていく。分からないことがあれば先輩に聞いて解決する。皆さんも駒田や印刷についての知識をどんどん深めていってほしいです。

それでは、次回もよろしくお願いします。

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