Z世代、『結婚観』について考える

Z世代、『結婚観』について考える

こんにちは、営業のSHIINAです。

今日は長めの文章です。ハイ。

 

会社員になってから、よく聞くようになったこと。

あれです。あれ。

 

「キミはいつ結婚するの?」

「結婚は考えているの?」

 

という話です。

就職した途端、親にも親戚にも先生にも上司にもお客様にも、
ありとあらゆる人に言われるようになりました(笑)。

 

正直、知らね~~~~~~!って感じですけど……

 

このご時世、こういうのはセクハラと言われますけど、やっぱり年配の人は気になるのかな~っと思います。

 

でも、まず自分が結婚して家庭を持つビジョンがまったく想像できないですよね……

なにせ、一人で行動するのが、私の当たり前なので。

 

誰かと遊ぶにしても、基本一人でふらふら移動しながら、声がかかった人と遊んでます。

SNSに足跡残してるので、「SHIINAさん今〇〇に来てるんだ。近くにいるんで一緒に飲みませんかー」みたいなノリで、誘われたところに行ってます。

自分が行きたいところに行く道中で、仲間がいたら合流するという桃太郎方式(?)です。

 

これに慣れると、「特定の子と遊ぶために、スケジュールを調整して遊ぶ場所を決める」というのができなくなるんですよ……。

恋人持つのめんどくさいじゃん……と思っている理由の5割くらいはこれ。

でも今まで3ヶ月以上付き合った試しがないので、長く付き合っていれば桃太郎方式で行動できるようになるんですかね?

 

そういえばIDOさんやARIMA君に、

SHIINAさんに子どもいるのが想像できない」

「自分の子どもにも敬語使ってそう」

とか真顔で言われたことを思い出しました(笑)。

 

でも実際、子どもとか犬とかねこと接するのがニガテだったりします。

遠くから見てる分にはかわいいな~って思うんですけど。

おじさんやおばさんが「結婚しないの?」と聞く理由

昭和生まれのウチの母親に聞くと「子ども産んで育てるのが当たり前だと思ってた」とのこと。

その感覚がよくわからないので、昭和の結婚観を少し調べてみました。

 

今でこそ、恋愛して、好きな人と結婚というルートが当たり前っぽいですが、戦前までは恋愛と結婚は別物でした。

個人の意志より、家と家の結びつきが重要だったのです。

 

で、その頃の人達は……

・今の私たちが生きていけるのは、「家」を守ってきたご先祖様のおかげ

・だから私たちも末永く繁栄を目指さないといけない

・過去(伝統)を守ることが、今を守ること

・子孫が残せないと、ご先祖様に申し訳ない

という感覚が当然のようにあったそうです。

 

「長く続いてるのって、なんかすごくね?」

という感覚は今でもありますよね。

創業200年の老舗!すごいやん!とか。

70年目の印刷会社!良さそう!とか(笑)

私の大学時代の友人は、代々同じ土地で暮らしてきた本家の子だそうで、なんだか異文化みたいです。「山」持ってますし(笑)。今は固定資産税ばかりかかって負担だそうですが……。

 

昔の人(戦前まで)は農業で生きていくのが基本です。

今は会社で働いて会社からお金をもらって生きていくことが一般的なスタイルですが、昔はそうではないです。

農家においては家族のメンバーは立派な労働力でしたし、家族ひとつひとつが自営業やってる〜的な感じですよね。

駒田印刷が一生懸命採用活動してるように、昔の人が「たくさん子ども(≒労働力)産まなきゃー」って自然に思うのも納得です。生活かかってるんですから。

 

戦後、企業に雇われて働く人が当たり前になりました。

すると、家を絶やさないようにしなきゃ!みたいな風潮は薄まるはずです。

にもかかわらず、漠然と「子どもは産まなきゃいけない」「結婚しないと世間体が悪い」と感じている人は根強く残りました。

今、50代〜60代の方の親は、戦前・戦中生まれですからね!

なんとなく、当時の空気はわかった気がするので、年上の方が結婚についてアレコレ聞いてきても「しょうがないね!」と流せるようになりました。

新しい世代、「Z世代」とは

ところで、先日Hirataさんが朝礼で、「Z世代」の話をしていました。

もともとはアメリカで考えられた世代の分け方で、1960年代生まれから2000年代生まれを、X・Y・Zの3つの世代に分けています。

Z世代とは、1990年代後半から2000年頃に生まれた世代のこと。

 

私は1996年生まれですが、Z世代にあたると言えそうです。

この世代は、インターネットやSNSが当たり前の世代。

上の世代は、「パソコンかー! スマホかー! 新しいものがでてきたぞ!」という「Y世代」。

私たちから下は、「スマホ持ってて当たり前じゃん。外でSNSとか動画見れるのも当たり前じゃん」という「Z世代」なんですね。

 

私たちの世代の多くは、ちょうどスマホ普及の時期と高校入学の時期が重なりました。

1年生のとき、国語担当の教員が

「さっきまで2年生の授業やってたけど、1年変わるだけで教室の風景が全然違う。2年生と違って、あなたたちはみんなスマホ見てる」

と驚いていたのを今でもよく覚えています。

 

そんな「Z世代」に見られる特徴は、

・ソーシャルメディアを使いこなす

・娯楽や体験への消費に意欲的

・政治問題など、世の中の問題に関心が高い

・多様な価値観、個性を認める

・自分の個性をインターネットで表現する

などなど。

 

常にオンラインに繋がっているZ世代は、インターネットを通して膨大な情報・価値観を見て育っている。というのが大きいそう。

 

今まで自分は「同世代とズレてる奴」「周りのグループと合わない」「爪弾きもの」etc,etc…と思っていました。

でも「Z世代」の特徴…というより、心理を見ていると、共感することばかりだし、「もしや私は変わり者ではなく、前衛的なだけなのでは…?」と思い始めてきました(ポジティブ)。

むしろ価値観合わないのが当たり前だったのか、良かった!

 

よくよく考えると、私が「自分と周りの子は違う」と思っているなら、他の人も「自分と周りの子は違う」と思っているのではないでしょうか。

個人的には、個々に多様な価値観があるはずなのに、集団からは「みんな違ってみんな良いよね~」という空気は感じません。

その場に求められる役割を必死で演じているような。だから生きづらい。

今の子、どこからも良く見られたいがために、SNSで複数アカウントを使い分けるとか当たり前ですし。

 

今の若者には「共感」が大事。とか言いますが、

そりゃ自分と周りは違うと思って生きてきてたんだから、共感できる同じ価値観の人いたら嬉しいでしょ!?って思いますよね。

 

ちなみに

「一見悩みがなく、完璧に見える人も、内心悩み事がある」

「世の中、本音を言えばちゃんと聴いてくれる人は結構多い」

ということが最近わかってから、気が楽になりました。

 

お互いの胸の内を明かすところってあんまりないけど、

そういう体験を知っているかどうかは大きいと思う。

友人たちの結婚観

私の周り、男女問わず「結婚」「子育て」を難解に考えている知人が多い気がします。

同い年の友人は、「『老後を安心して暮らしたい』、『家庭を持ち、幸せになりたい』という、自分の『エゴ』に他人(配偶者や子ども)を巻き込みたくない」とよく言っています。

その他にも、「性別由来の決めつけが嫌だから『性別:無』になりたい」とか、

「ヒトの体が気持ち悪い。ロボットになりたい」という意見も聞きました。

 

大人からは、そんなこと言ってたら国が傾くぞ!と言われそうです。

でも「人類は滅んだほうがいいよ(自分含めて)」とか言ってる友人もいたので大丈夫です。(何が?)

私の結婚観

先日、NHKの報道番組「主婦の引きこもり」問題が取り上げられていました。

勤め先もなく、夫の転勤で友人ができないとか、ママ友グループに馴染めないとか、

様々な理由で、夫と子ども以外に接する相手がおらず、生きづらさを抱えている主婦が一定数いる、という話です。

 

私が核家族型の結婚に夢を持てない理由だー…!

「主婦は孤独な存在」って、私が見ている世界の「当たり前」でしたもの。

 

というか私は「核家族」がこれからの時代は厳しいんじゃないかなーと考えています。

私は今、田舎でシェアハウスっぽいことしながら暮らしてるんですけども。

ここにいる人たち(年齢層バラバラ)は家庭を持つ人も大勢いますが、年金がなくなる~とか、介護が心配だ~とか、保育園に入れない~とか、そういう心配事を一切言ってないんですね。

みんなで助け合って生きてます。大きな家族みたいです。

これからは集団で暮らすとか地域密着がキーなんじゃ?と考えていたり。

(コレをきちんと説明すると長くなるので割愛します)

 

稀に学生さんから、結婚の話について聞かれたりしますけど、

思うところありすぎて、腰を据えて話さないと適当に流れちゃったり誤解を招きそうで、なかなかこういう話はできないんですよね。

でも、今の時代だったら色んなやり方があるんじゃないかなーって言いたい気持ちもあります。

 

長々と語りましたが、ここまでお読みいただきありがとうございます。では。

SHIINA【営業】カテゴリの最新記事