どうも、IDOです。
SIINAさんのブログを読みましたが、ねこのお酒かわいいですね~
名指しでオススメされたので今度探してみようと思います。
さて、すっかり気温も涼しくなり秋が深まって来ました。匂いが完全に秋です。
〇〇の秋、というフレーズがそろそろ出始める頃ではないでしょうか。
今回はそれにあやかり「読書の秋」ということでオススメの本でも紹介しようかなと思います。
1冊目 「ガソリン生活」伊坂幸太郎
伊坂幸太郎さんの本は何冊か持っているのですが、どの作品もセリフの言い回しや描写が独特で面白いです。
そしてとにかく小ネタが多い!一見、本編と関係なさそうな部分が大きな意味を持ってくるのも伊坂さんの小説の魅力です。
この本の主人公は緑のデミオです。
彼の目線で物語は進んでいきます。
友車はお隣さんの白いカローラGT。
目次も「Low」「Drive」「Parking」と芸が細かいです。
車ならではの目線で描かれる世界観を堪能できる一冊です。
2冊目 「トギオ」 太郎想史郎
高校生の時にたまたま目に入って買った本です。
本屋に入るとフィーリングで買うという博打的なことをしがちなのですが、まぁ大当たりでした。個人的に。
読者の存在を一切無視した語りで物語は進みます。
ただそれでも飽きさせない文章力、特に陰湿な場面の描写は「怖いもの見たさ」を掻き立て、
その先に待つ地獄をわかっていながらページをめくる手が止まりませんでした。
近未来SFでありながら、日本社会の独特な雰囲気も感じる一冊です。
3冊目 「さよならドビュッシー」 中山七里
ミステリー小説が好きな方、クラシックが好きな方、どちらも楽しめる一冊です。
爽やかなピアノの描写と、周りを取り巻く不穏な事件が、いいバランスで成り立っています。
どんでん返しが得意な中山さんの小説は、一気に読めるので疾走感もあり、クラシックに詳しくなくても十分面白いです。
ただピアノの描写の重量感が半端なく、映画を見終えたかのような疲労感を感じることもしばしば。作者は相当な音楽好きかもしれません。
「連続殺人鬼カエル男」という本も出しているのですが、同じくピアノが出ているはずなのに纏う空気が180度違います。
ドビュッシーより物騒度は断然こちらが上ですが、もちろんこの本も面白いです。
最近本を買ってもなかなか読むタイミングがなく「読めずに積んである本」が何冊かスタンバイしています。
今年の秋で何冊か消化したいですね。
それではまた。