どうも、IDOです。
いつもならばここでどうでもいい小話を一つ挟むところですが、今回は説明することが多いので手短に行きますよ。
今回ふざけたブログから一転、真面目な方向性(手遅れ)で進行していきます。
何を隠そう今回のブログは、私が入社してから今この時までにやったデザイナーのお仕事を紹介していくブログなんです。
結局就活生の皆さんが気になってることって「どんな仕事があるのか?」「どんな作業をしているのか?」てことが大半だと思うんですよ。なのでこの記事ではそこを重点において説明したいと思います。
就活に勤しむデザイナー希望の学生諸君、力になれるかはわからないが、少しでも参考になれば幸いってことで目を通して貰えると嬉しい。
はいではどんどんいくぞ~
その1 イラスト制作
まずはじめに、駒田印刷のデザイナー(1年生)が任される仕事は大きく分けて2種類あります。
1つは「素材を元に新しく作るデザイン」
もう1つは「前回のものを参考に作り直すデザイン」
今回は「素材を元に新しく作るデザイン」の1つである「イラスト制作」についてお話ししたいと思います。
「イラスト制作」という字面を見て心が踊った学生も少なからずいることでしょう。私もその中の1人です。その名の通りイラストを作るのですが、あくまで間違えちゃいけないのは「素材」を元に作るということ。
紙の上にペンを走らせ自由に描くイラストとは別ものなんです。少なくともソシャゲのSSRのようなイラストは描いたことありません。
では「素材を元にイラストを制作」とは一体なんなのか?
さぁここで1つ考えてみましょう、ダダン!
[例題]
これは紅鮭塾の恒例行事「川上り冬季講習」のチラシの一部です。このねこを文章と合うように作り変えなさい。なお、素材のねこは線の太さが0.5pt、色はスミでフチが丸いものとする。
はいそして作り変えたものがこちら!
もうどこかの料理番組の如く流れるような速さで進みますよ!
まず何より守らなくてはならないのは線の太さ、色、フチの処理、この3点です。
特に太さは、縮小や拡大をする際も気をつけなくてはなりません。
「バランス的に大きい方がいいな!」拡大してもかまいませんよ。ただ気をつけて欲しいのは「素材のデータを崩さないこと」。
「真顔のねこを動かす時点で素材のデータは崩れるじゃん!」そういう意味ではなく、そのデータの「基礎情報」のような役割を果たしているものは守らなくてはならない、ということです。
なぜそうまでして素材を守るのか。実はこの紅鮭塾、冬期講習が終われば春季講習もきます。夏期講習もきます。季節は回りますからね。オールシーズンねこということになります。
「冬に見たねこはもう少し線が太かった気がしたけど、毛の生え変わり?」そんな忠実性は残念ながらいりません。
紅鮭塾のどんな印刷物にも、共通したデータが使われていることが大切なんです。そういうルールなんです。ご理解いただけましたでしょうか。
というわけで、逆に言ってしまうとそれさえ守れば、あんなことやこんなこともできてしまいます。ねこの向上心を掻き立てることも、ひらめきを与えることもできるわけです。
一番重視するべきなのは「伝わるデザインをすること」ですが、それ以前に守るべきことがたくさんあるのが大変なところであり、醍醐味でもあります。
最終的に、作ったイラストは「印刷物を構成する一部」としてその役割を果たします。自分の作ったイラストが印刷物に載るってなんだかウキウキしません?内臓がそわそわします。
普段皆さんが何気なく見ているチラシやポスター、その細部にまで関わっているのがデザイナーのお仕事です。神は細部に宿るって言いますからね、漫画だけ読んで捨てちゃダメですよ。
とまぁこんな感じでデザイナー1年生はお仕事を進めています。イラスト制作以外にもお仕事してるので(当たり前)その紹介も追い追いしたいと思います。次回もこんな感じでいきますよ。
それではまた。